受け継がれた本造りの逸品
登録商標うまもんは、日本古来の伝統技術を大切に守り、手間を惜しまず、粗漬、中漬、本漬の工程により原菜の水分を(75%以上)抜き、自然発酵法から生まれる自然の風味を最大限に活かした伝統の本格漬物です。
贈り物の包みには、私共のお漬物を推薦下さった作家、「宇野千代」先生の言葉が添えられ、伝統のお漬物として創業300年の歴史と共に皆様に愛されいます。
いいものだけしかつくらない
うまもんは創業以来、市場に多々出回っている工場生産の廉価な漬物類とは一線を画す、手間ひまを惜しまない漬物づくりを行っています。造りを人の手によって早めることなく、選りすぐりの原菜を時間をかけて漬け込みます。人工的なものをかたくなに排除し、素材が持つ美味しさが凝縮された、滋味深い漬物に仕上げます。
自然発酵、無添加本造り
うまもんの漬物づくりは、塩による原菜の水抜きから始まります。漬け替えを重ねると、10トンの原菜が2トンに、つまり5分の1の重さにまで減ります。[※右写真] その後、独自の発酵技術で乳酸菌や酵母等の微生物が働き、漬物本来の風味や歯ごたえを造りだします。製造に用いる水は、清冽な錦川の伏流水のみを使用しています。この水はきわめて清潔正常な環境にあり、人工的な薬品を用いた消毒は一切行ないませんので、漬物の大切な風味を作る乳酸菌、酵母を弱めることがありません。こうして、保存料(ソルビン酸)を使わなくても日持ちのよい、風味豊かな漬物が生まれます。うまもんの漬物は、合成着色料・甘味料・保存料が無添加の漬物です。
唯一の漬物登録商標ブランド
創業者である中野閑之(なかのやすゆき)のイメージの中にあったのは、市場にあまた出回っている工場生産の廉価な漬物類とは一線を画す、消費者が指名買いをする商品、判りやすく言えば『漬物のブランド品』でした。
自社で生産してきた、保存料を一切使わない自然発酵無添加本造りの漬物に絶対的な自信を持っていた中野は、商品の優れた品質と企業としての独自性を市場に知らしめ、消費者に瞬時に覚えてもらえるネーミングを模索しました。
うまもんの名は、彼が幾つか思いつくままに挙げた候補の中の一案でしたが、最終的にこのネーミングを決断させたのは、妻の「これがいいんじゃありませんこと?」の一言。昭和46年5月のことでした。
4年後の昭和50年、特許庁長官の認印が押された商標登録確定の通知が、登録番号同封で特許庁より届き、こうして『登録商標うまもん』は、正式に市場にデビューします。
その後の四半世紀にわたる、有名百貨店や量販店などの全国流通業界大手との取引、選び抜かれた全国の逸品のみを取り扱うグレードの高い専門店やカタログ通販での販売は、中野の想いの中にあった「日本の食文化に寄与する、本物の漬物の味を追求する」という創業の志を大きく花開かせてきました。
うまもん-それは、信念と誠実さを持って「いいものだけ」を作りつづけてきた中野閑之と社員、そしてそれを支える家族が、今日も指針とし、原点として仰ぎ見る誇り高き商標なのです。
(平成21年4月1日~平成23年3月31日までの2年間設置)
うまもんは、つけものから生まれたブランド
うまもんは、つけものから生まれたブランドです。 今日はブランドについて自社の「うまもん」からお話しさせて頂きます。
つけものは家庭から生まれた食文化です。それぞれの家庭が、お母さんの味をつくっていました。
戦後、つけものが店に並ぶようになって、祖母やお母さんの味も消えてなくなりました。
今は合成添加物で食文化を衰退させています。皆様に本当の「つけもの」の素材を知って確かめて頂き、未来に残せるブランドにしたいと願っています。
名橋・錦帯橋に隣接する、築200年、地中からわき水の出る工房です。